三月三日

三月三日。

雛祭りの日なので桜餅の話題を一つ。

桜餅には、ふた種類あるのですよね。

道明寺粉で作るものと、求肥で餡を包むもの。

最近は、桜の葉に似せたペラんとした緑のプラスチックに乗っけて有る物も多く、なんだか味気ない気がします。

やはり桜の葉は塩漬けの本物が薫り良くて風情があります。

因みに私は道明寺粉で作る方の桜餅が好き。

恥ずかしながら高校生になるまで、求肥の桜餅が有ると知りませんでした。

求肥の桜餅もお店で見かけていたはずとは思うのですが、私の中で「桜餅」と言うのは、道明寺粉の桜餅しか存在しなかったんです。

道明寺粉の桜餅は御萩を裏返した様な、餅米の中に餡が入っているものの方です。

地域によって違うというように本には書いてありました。処変われば品変わるということなんですね。

道明寺粉はスーパーマーケットでも売ってるので自分で作る事も無きにしも非ず。

でも少々、材料費がお高いので買った方が安あがり。

そんなわけで、買ってきた桜餅を先ずは仏様にお供えしました。

それから形ばかりの雛祭り。

つつましいながらも平和に雛祭りできる今に感謝しつつ美味しく桜餅をいただきました。