梅雨空
晴れない空を見ているとつまらぬ事を考える。
目に見えて誰かの役に立つわけではない仕事。誰かが生きていくために必要な何かを生産するわけではない。命をつなぐ食を売るわけでもない。
ただ自分を生かすための生活の糧を得る仕事。
違う、私は今日、だれかを笑顔にできたはず。
でもそれって社会にホントに必要?
そんなつまらぬ事をふと考えてしまう。
いやいや、そんなつまらぬ事を考えてはいけない。胸をはれ。自分を奮い立たせよ。誇りを持って生きるのだ。明日も明後日も。
私は今日まで多くの目に見えない犠牲の上に今の命を得ているのだ。
たくさんの人に支えられ、たくさんの命をいただき、生きているのだ。
自分を卑下するのはそれらの命に対する傲慢だ。
冒涜だ。
だから、誇れる自分になれるよう、そう
明日も、明後日も、ただひたすらに、一生懸命に生きていく。そうであるよう願う。